オンデマンドパブリッシング4強の現状

Amazon(kindle本)、アップル(ibooks)、google(google books)、楽天(kobo)のいわゆるオンデマンドパブリッシングで販売をしてみて、ある程度の傾向がでてきました。やはりkindleが断トツに売れます。もちろんco.jpでのことです。まだ英語訳のコンテンツは売り始めていないので、ワールドワイドレベルで見ることはできませんが、KDPセレクト(kindleの独占出版)一本で十分かと。最も後発となったibooksに期待したのですが、どうもイマイチな感じです。
自分なりにアナライズすると、iphone、ipadなど、いわゆるアップル信者たちは世代が若い。読書よりネット、ゲームに時間を費やし、読書に適したデバイスを持っていながら本は読まない・・・。といったところではないでしょうか。  
対してkindle本はAmazonそのものが「本」のイメージが強い企業のため、本(電子書籍)を読むためにkindleを使う人が多いのでしょう。しつこいようですが、ここでいうkindleとは、デバイスのことではなく、Amazon内のkindle本という意味で、デバイスの種類ではありません。要するにAndroidでもkindle本は読めるという意味です。
ロイヤリティについて言わせてもらうと、kindleは通常35%と非常に安いです。ibooks70%、googlebooks52%、kobo50%となっていることを考えると酷い。ただ、前出のKDPセレクトなる方法で販売すると70%となるわけです。条件はAmazon以外で売ってはならない(紙の書籍は除く)です。そのような制約があっても他のチャネルの販売力が弱いのであれば「kindle一本で十分」という結論になるわけです。
本心を言えば、端末数の多いアップルにもっと頑張ってもらい、ibooksでの販売が伸び、kindleもロイヤリティのアップを考えざるを得なくなる、という状況になることです。

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